痙縮治療(ポツリヌス治療)についてご紹介します。
はじめに
当院では脳卒中の後遺症としてみられる運動障害のひとつである、痙縮症状(手足の筋肉のつっぱり)に対してボツリヌス治療を行っております。症状についてのご相談、治療を希望される方は、
一人で悩まずに先ずはご相談ください。☎0238-21-8100(代表)
手足の筋肉がこわばったり、つっぱったりする方は一人で悩まずに先ずはご相談して下さい。痙縮の治療には薬物療法、手術療法、装具療法があります。痙縮外来ではご自身の病態に応じ、的確な治療法を選択していきます。
痙縮 (けいしゅく)とは
脳卒中の後遺症としてみられる運動障害の一つに痙縮(けいしゅく)という症状があります。 痙縮とは、意思とは関係なく筋肉の緊張が高まり、手や足が勝手につっぱったり曲がってしまったりしてしまう状態のことです。痙縮では、手の指が握ったままで開きづらい(清潔にしにくい)、肘が曲がり伸びづらい(着替えなどしにくい)、足の先が足の裏側の方へ曲がってしまう(歩くと痛い、装具がつけにくい)などの症状がみられます。
その為ご本人やご家族の日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。また、痙縮そのものがりハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮を治療することによりリハビリテーション(ストレッチ含む)がしやすくなります。
痙縮の治療について
痙縮の治療には、内服薬、ボツリヌス療法、神経ブロック療法、外科的療法、バクロフェン髄注療法などがあります。 実際、痙縮の程度や範囲、患者さんの希望などを考慮し、リハビリテーションとこれらの治療法を組み合わせて痙縮の治療を行います。
ボツリヌス療法について
ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を筋肉内に注射をする治療法です。
ボツリヌス療法の治療費について
当院で行う痙縮等の治療は保険が適応されます。通常1割~3割負担で治療が受けられます。
注射をおこなう部位や、範囲により費用が異なりますので御了承下さい。
重度障害者医療証等(身体障害者手帳1級、2級)をお持ちの方
該当する医療証などをお持ちの方は、ご負担が減額となることがございます。詳しくは当院の会計窓口または各役所へご相談ください。
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